Kathy's Diary

不定期でひそかにやってます。

死語 (昭和生まれ)

我々昭和生は昭和世代の呼気を吸っている(親などから)世代で、ぼうりょくそのものではないがその余波を受けている。それに応じる身体性とか懐疑的な物の見方など。新時代への移行期の「勝ち負けがフラットになる」とか「危険因子がすべて取り除かれたり禁…

終わってない読書

ふと、ねじクロ文庫を手にとって開いたのが、260頁「とんまな雨蛙の娘」だった。茶碗蒸しがマカロニグラタンになるというところは最近読んだ『ループ』という本の「瞬間と瞬間は独立している」「瞬間は不連続」を思わせた。 ねじクロは読書体験だったから…

塔の窓(2022.8記録)

私の最初は外界と交流できなかった。草花とか動物とか他人に興味持てなかった。世界に自分の思念しかなかった。しょうこう閉じてるというかもしくは顕在している部分がなく地下に埋まっているみたいな。頭の上で人が歩いているという感覚。(でも時々奇跡的…

塞ぐ (便秘と歯痛のことなど)

「便秘」と「歯痛」と「腰痛」は当事者じゃない限りその苦痛は軽んじられている傾向にある気がしてならない。(腰痛は未経験だが。) 悲しいとき、というか泣いてるときの体と、便秘のときの体って似てるな、と気づいた。(便秘の度合いにもよる。)たぶんセ…

村上春樹

自分が世界と均一なとき/世界を見失っており立てないとき/自分が世界に没入し てるとき/ 没入してるときは大抵雨が降っている。とけ込んでいると意識のみになって体がカ ンモクになる。 10年前に、いわゆる読書体験だった『ねじまき鳥クロニクル』の一…

レコード

いまさらビートルズ(『The BEATLES Disc1,2 produced by George martin』ホワイトアルバム)きいた。ほんとにいろんな音楽家が影響受けたんだな、と特に音楽通でもない私でも、どの曲からも思うことができる。 人間の知性知能は情報処理とか正確に言葉を使…

10年前のひとり暮らし

私が「人心地がついた」のはつい最近のことだ。 家のドアを開けたら■される気がしたもので、さらにドアから出かけていったら戻って来れない気がしていた。そんなアレな感じの人間だった。 今から10年前、ひとり暮らしをしていた。そんなアレな人間がひとり暮…

『月曜日の友達』

阿部共実さんの『月曜日の友達』(全2巻)という漫画について。 ドキドキしながら読んだ。とくに1巻の3話目から4話目が好きだった。私は「思い出」の存在の意味を初めて知った。 読了して、他に必要とされることで生きてることを感じる人間になってみた…

フロム•ヘル

鬼太郎シーズン6を某チャンネルで見た。 悪心をおこして罪をおかした男が地獄に連れて行かれる話であった。描かれている地獄は罰としての地獄というより悪心を抱くという苦しみの心情風景のように感じられた。(創作の意図ではなく私の主観である。)それが…

靴と服について

現在、弱療養中なのだがわりに回復に向かっていると思われる。数年前に買ったほとんど履かずじまいのいくつかのカッコイイ靴のことを思い出した。体調悪くなるとカッコイイ靴というのは履けなくなる。カッコイイというのは形(フォーム)がいいということで…

隙あらば眠ろうとする身体

昔から「体が一定水準を達していない」という体感があった。身体がボソボソしているというか体の輪郭を保てないという感じ。 あえて滑稽な例えでいうと、バスに座っているとバスの座席に同化してしまうような。 起きていても身体が隙を見て眠ろうとする感じ…

生きた人が見える

霊感が強い、と東洋占星でも西洋占星でも書かれてる。で、ホロスコープでいうと3ハウスというコミュニケーションを意味するところに大天体が入っていて、その中の海王星が霊性なんかを表すらしい。だから私、死人は見えんけど、生きた人に対して何か過剰に見…

1983

今だから言うが、社会メディアのジェンダーレス、とかジェンダーフリーとかって打ち出し方に最初は自分の中に反発心があった。反発心というかもやもやしていたというか。 で、最近わかったのが、象徴としての「男性性」「女性性」が失われるんじゃないか、と…

読書週間『海辺のカフカ』村上春樹

『海辺のカフカ』読了した。 去年、宿曜占星の本読んでたおかげですんなり読めた気がする。( 生きながらにして「業」とか「胎」を行き来する、 という感じととらえていた。) 私は15歳の頃は私が私であることが何より酷だったのだよな。 死ぬことより酷だ…

「現時点での今年の漢字」

今週のお題「現時点での今年の漢字」 肉体コンプレックスだから肉体労働をやったり接客が苦手だから接 客業やったり料理が苦手だから調理の仕事やったりと、 荒療治というか悪性の好奇心というか最早マゾというか色々度が過 ぎていた、と最近になって半生を…

「手帳」

今週のお題「手帳」 私の使う手帳はマンスリータイプで( 見開きで一ヶ月の予定が書けるもの) 手帳のうしろの経線のページを日記として使っている。 マンスリーのマスもぎちぎちに書き込まれているし、 日記のページもぎっちぎちだしで、 使い終わった手帳…

幸せについて

JAFをめくるといろんな人たちが幸せについてを語っていた。 私は幸せという言葉を使わないというか、幸せに該当する心境? を持っていない気がした。 私の好きな作品に「月曜日の友達」という漫画があり、 その作家の阿部共実さんが昨年ツイッターで電気毛布…

2021年の読書

2021年の読書メーターのまとめです。ものにより感想あり。 ■AM/PM薄ら青くて、意識は明晰だが靄掛かっているというか、深海生物的な印象。 読了日:12月31日 著者:アメリア・グレイ https://bookmeter.com/books/ 12228037 ■ホクロとシミでわかる内臓不調読了…

ジョブ戦記

私は社会に出る前は、夢だけはいくらでも見ていられる花畑人間であり、「働くこと」が、というよりはもはや現実が嫌いであった。笑止。 個人を埋没させることに慣れていなかったし、納得もしていなかった。あともう経済そのものがなんか憎かったのであった。…

12歳

無作為の”a girl”は、ランドセルを背負った12歳の性的未熟児の一人で、そのa girlが下校途中のことである。途中まで同町内の子と帰っていて、その子と分かれてひとりで歩いていたときのことだ。進行方向とは逆側から自転車に乗った男が近づいてきた。その…

初孫を愛でる

『F.F.VI ORIGINAL SOUND VERSION 』より

独自に孤独 『人形の傷跡』(ノベルゲーム)

ノベルゲーム『人形の傷跡』の感想文。

人の捉え方について

小説などの紙の上の場合では、登場人物を脳内に立ち上げるときには、発言・会話をもとにするかと思う。+描写で加味。 でもリアルの対人の場合には、ちょっと違ってくる。 その人の発している粒子のようなものとか、存在感の多寡とか、筋肉量とか、あと声の…