Kathy's Diary

不定期でひそかにやってます。

終わってない読書

ふと、ねじクロ文庫を手にとって開いたのが、260頁「とんまな雨蛙の娘」だった。茶碗蒸しがマカロニグラタンになるというところは最近読んだ『ループ』という本の「瞬間と瞬間は独立している」「瞬間は不連続」を思わせた。

ねじクロは読書体験だったから今読んだとしてもそれはもう通り過ぎていると思っていたけど、当時(20代後半)の読書体験だったから当時では回してない視点、がまだ残っているので、読み終わってはいなかった。って気づいた。

ついでに当時とくに恐怖を感じた488頁〜を読んだのだが、今は淡々としていた。今そういったものは自分にとっての感受の禁止区域になっているから作動不可のため、たださらっと字を追うことになったのだろうと思う。